学部4年生の菅原さんには研究室選びとその後の研究生活を中心に話してもらいました.

インタビュアー: 石川

研究室選択

石: まず,4年生ということで研究室選びについてお聞きします.いつから研究室選びを考えましたか?

菅: 通常研究室を選ぶ3年生の11月に留学していて不在だったため,研究室選びを始めたのは4年生の4月5月でした.

石:どのようにして研究室を決めましたか?

菅:最初から北村研究室のような分野の研究室と決めていたわけではないです.基礎研究がしたいのか応用研究がしたいのかも決めていなくて,どちらもおもしろそうな研究室をピックアップして,実際見学に行って最終的に北村研究室に決めました.

研究について

石: 研究テーマはどのように決まりましたか?

菅: 全部の研究プロジェクトのデモンストレーションを見せてもらって,IMxDという磁気式のモーショントラッキングシステムに関する研究を選びました.

石: たくさんのテーマがあったと思いますが何が決め手でIMxDしたか?

菅: 精度やマーカーなど技術的問題をクリアしていくことで,今後も様々な場面で役に立つトラッキングシステムになるのではないかという期待が大きかったと思います.

石: IMxDプロジェクトに配属されてみて,どんなことが必要になってくると感じていますか?

菅: まずは原理の理解のために電磁気分野の勉強が必要になってくると思います.また,トラッキングのためのマーカーを作成するために3Dモデリング,その他アニメーションづくりの勉強も必要になるかと思います.

石:色々とやることが多そうですね.菅原君にとって一番大変になってくることは何でしょうか?

菅:IMxDという長い積み重ねがあるプロジェクトをさらに発展させなければいけないというところが大変になってくると思います.

研究生活について

石: 続いて研究生活についてお聞きします.3年生までに思い描いていた研究生活とのギャップはありましたか?

菅: 僕の場合特にありませんでした.忙しさについてもこんなもんかなと思います.平日は忙しい時もありますが,土日は友達と遊びに行ったりしています.

石: 研究生活の中で学会参加することもでてきます.菅原君は9月にVR学会に参加したようですが,どうでしたか?

菅: はい.IMXDのデモを行うためにVR学会に参加しました.20周年ということもあり,とても盛り上がっているように感じました.

石: 参加してみて研究のモチベーションにつながりましたか?

菅: はい.IVRCという国際学生対抗VRコンテストの予選をやっていたんですが,同じ年代の学生たちが頑張っている姿を見て,自分も負けていられないと思いました.

石: さっそく刺激の多い研究生活を送っているようですね.最後に北村研の良いところはどんなところだと思いますか.

菅: プロジェクトも多く,1つ1つスピード感を持って研究しているところだと思います.元気がある感じもいいですね.やることも多いですが,幅広い分野を学びたい人にはお勧めだと思います.

石: 確かに時間との競争を意識させられることは多いですね.菅原君もスケジュールをしっかり管理して充実した研究生活を送ってください.インタビューご協力ありがとうございました.

終わりに

学部4年生の菅原さんへのインタビューでした.研究室配属直後の話は研究室選びの参考になったのではないでしょうか.直接話が聞いてみたいという希望をお持ちの学部生の方は研究室でお話を聞いてみるのもいいかもしれませんね.