谷 林 助教は, IEEE International Symposium on Biomedical Imaging(ロンドン開催)に参加し, AI for Scienceに関する最新の研究成果を発表しました. 本会議は, 生体イメージング分野における代表的な国際会議の一つであり, 多くの先端的研究が報告されています. 本発表では, 電子顕微鏡データを活用した創薬支援に向けたAI技術について紹介しました.
発表内容は以下の2件です. :
- Toward Efficient End-to-End VEM Processing Using a Unified Agent on GPUs and NPUs
電子顕微鏡解析における一連の処理(ファイル管理, スティッチング, レジストレーション, インペインティング, スライス復元など)を統合的に管理するAIエージェントを提案しました. GPUクラウド環境上での並列処理に最適化されており, 従来の手動ワークフローと比較して最大10倍の高速化を実現しています. - Detection over Segmentation: A New Approach for Multi-Particle Picking in 3D Real-World CryoET
実環境におけるクライオ電子線トモグラフィー(cryo-ET)データに対し, 高精度かつ自動的に粒子を検出する新しいAI手法を提案しました. 従来のセグメンテーションベース手法に代わる新しいアプローチとして, 効率性と精度の両立を実現しています.
また, 「Exploring Foundation Models in Medical Image Analysis: Applications, Challenges, and Uncertainties」において招待講演を行い, 医療分野における基盤モデルの課題とその解決に向けた独自のアプローチを紹介しました. さらに, fMRIなどの脳イメージングに対するAI解析の最新の進展についても報告しました.