創る、使う、便利にするための技術を考える

コンテンツは私たちの生活を豊かにしてくれます. その中でも,人とのやりとりによって提供されるインタラクティブコンテンツは,利便性や快適性だけではなく,感動や喜びなど,さまざまなポジティブな要因を与えてくれます.そのため,最近,利用される機会がますます増えてきています.

人との関係を考える

コンテンツは,ディスプレイ装置などの適切な出力装置を介して人に提示され,人はまた何らかの意図を適切な入力装置を介してコンピュータに与えることによって,コンテンツをより深く理解して利用できるようになり,また楽しむこともできます. このようなコンピュータ上のコンテンツと人の間のインタラクションを経ることによって,人は満足感や幸福感をより高めることができます.

世の中で活用してもらう方法を考える

さらに,コンテンツは必ずしも1人で利用するものではなく,複数の人との作業で利用したり,皆で一緒に楽しむ事も多くあります. その質は,周りの空間的要素によっても影響を受けることがあります. そこで私たちは,人,コンピュータ上のコンテンツ,入出力装置やインタラクションに加えて,それらを取り巻く空間までも考慮して,インタラクティブコンテンツに関する研究を進めています.また,このようなデジタル型のコンテンツに限らず,従来型のアナログコンテンツでも,さまざまな工夫でインタラクティブ性を付加して,コンテンツとしての魅力を増そうとする試みも見られます.私たちは,このように幅の広いインタラクティブコンテンツの研究を進めています.

Topics

  • 2025年5月15日

    仙台国際センターで開催された第98回日本産業衛生学会のメインシンポジウム 1「最先端のテクノロジーが拡げる産業保健の可能性と課題」で,
    北村喜文教授が「未来の仕事とその環境を変えるバーチャルリアリティ技術」と題して招待講演を行いました.

  • 2025年5月15日

    研究室に滞在中の ニュージーランド・University of Canterbury の Dr. Tham Piumsomboon  に講演をしていただきました.

  • 2025年4月26日

    日本学術会議 市民公開講座 / 横浜市MICE次世代育成事業「CHI 2025 シンポジウム: 触れる未来、創るHCIの世界 未来の技術を体験しよう!」をパシフィコ横浜で開催し,私たちが運営委員を務めました.筑波大学 デジタルネイチャー開発研究センターの落合陽一先生に招待講演「脱人間中心HCIとデジタルネイチャーの実践」をいただき,北村喜文教授は「HCI研究と国際会議の役割」の講演を行いました.

    https://sigchi.jp/symposium/chi2025_symposium/
    日本学術会議の案内ページ: https://www.scj.go.jp/ja/event/2025/363-s-0426.html
    横浜市の案内ページ: https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kokusaikoryu/mice/yokohamade/jisedai.html

  • 2025年4月24日

    英国 University College London の Ava Fatah gen. Schieck 教授が来られ,講演をしていただきました.また研究室を見学いただき,様々な議論を行いました.

  • 2025年4月10日

    ニュージーランド・カンタベリー大学 HIT Lab NZ の Donald DEGRAEN 先生が来られ,講演をしていただきました.

  • 2025年4月8日

    お花見をしました.