創る、使う、便利にするための技術を考える
コンテンツは私たちの生活を豊かにしてくれます. その中でも,人とのやりとりによって提供されるインタラクティブコンテンツは,利便性や快適性だけではなく,感動や喜びなど,さまざまなポジティブな要因を与えてくれます.そのため,最近,利用される機会がますます増えてきています.
人との関係を考える
コンテンツは,ディスプレイ装置などの適切な出力装置を介して人に提示され,人はまた何らかの意図を適切な入力装置を介してコンピュータに与えることによって,コンテンツをより深く理解して利用できるようになり,また楽しむこともできます. このようなコンピュータ上のコンテンツと人の間のインタラクションを経ることによって,人は満足感や幸福感をより高めることができます.
世の中で活用してもらう方法を考える
さらに,コンテンツは必ずしも1人で利用するものではなく,複数の人との作業で利用したり,皆で一緒に楽しむ事も多くあります. その質は,周りの空間的要素によっても影響を受けることがあります. そこで私たちは,人,コンピュータ上のコンテンツ,入出力装置やインタラクションに加えて,それらを取り巻く空間までも考慮して,インタラクティブコンテンツに関する研究を進めています.また,このようなデジタル型のコンテンツに限らず,従来型のアナログコンテンツでも,さまざまな工夫でインタラクティブ性を付加して,コンテンツとしての魅力を増そうとする試みも見られます.私たちは,このように幅の広いインタラクティブコンテンツの研究を進めています.
Topics
- 2024年12月27日
北村喜文教授が2024年(第4回) Japan ACM SIGCHI Chapter Awardで Lifetime Community Contribution Award(功績賞)を受賞しました.
この賞は,人と情報技術の関わりに関する学問技術の発展に資する多大な貢献を行った個人を顕彰するものです.自身の研究とコミュニティ活動で分野の発展に大きく寄与するとともに,世界と日本の研究者コミュニティを繋ぐ活動を進め,国際的な研究者コミュニティの中での日本のプレゼンス向上にも努めて来たことが高く評価されました.https://sigchi.jp/award/2024/result.ja.html#YoshifumiKitamura
- 2024年12月24日
理化学研究所より谷林(Gu Lin)氏が来られ,講演をしていただきました.また,我々の研究も体験していただきました.
- 2024年12月18日
End-of-Year Meeting/Partyを開催しました.
- 2024年12月18日
静岡大学の岡部誠先生が来られ講演をしていただきました.
- 2024年12月9日
次の方々が来られましたので,シンポジウム形式で講演をしていただきました.また,我々からも研究内容をデモなどで説明し,いろいろディスカッションしました.
- Rob LINDEMAN Professor, HIT Lab NZ, University of Canterbury, New Zealand
- Susanne SCHMIDT Lecturer, University of Canterbury, New Zealand
- Donald DEGRAEN Senior Lecturer, University of Canterbury, New Zealand
- Samara MORRISON Postdoctoral Fellow, University of Canterbury, New Zealand
- Benjamin WATSON Associate Professor, North Carolina State University, USA
- Benjamin TAG Senior Lecturer, University of New South Wales, Australia
- 2024年12月2日
JSTの先端国際共同研究推進事業 「TOPのためのASPIRE」に採択されました.
課題名: Mental Well-being Intelligence: 人の心理的健康に関するデータ駆動的研究コミュニティ