M1(修士1年)の岡さんには後期セメスターを控えて,これからの就職活動についての質問から始まり,学部生時代の留学経験のことや,研究のことについて話してもらいました.

インタビュアー: 菅原

就活

菅: まず,就職活動のことを聞いてもいいですか.M1の夏っていうとインターンですけど,どこかの企業に行きましたか?

岡: 行ってないっすね.今後はいかないといけないなと思っているんだけど,何系の業種かも決まってない.研究しながら考えてるうちに時が過ぎた(笑).

菅: この冬からM2にかけて就職活動するって感じですか?

岡: うーん,推薦で行こうかなと思ったりもするし,自由に探そうかなとも思ってる.

菅: 岡さんは留学経験があるので聞くんですが,海外での就職なんかは考えてないんですか?

岡: あまり考えてはいないですね.なんとなく英語が使える職がいいかなとは思うんだけれど.留学したのはイリノイだったから,ボストンのキャリアフォーラムとかも足を伸ばしづらかったし.東北で働けたらと思ってるけど,首都圏になる可能性が高いだろうね.

研究室選択

菅: 第6セメスターから1年間の留学でしたよね?研究室選びの時期が変わると思うのですが,どのくらい前から研究室を決めてましたか?

岡: 研究室は帰国してから決めました.北村研究室に興味があったので,教務の先生と相談して手順を踏んで研究室が決定しました.もともと創造工学研修で来ていて,その時に面白い研究室だなという印象がありました.

菅: 研究室選びの時に興味があった研究プロジェクトはありましたか?

岡: illusionHoleを見て面白いなと思っていたんだけれど,先生方と相談してそのプロジェクトに入れた.プロジェクトについては満足しているけれど,自分の研究の細かいところは,まだ固まってない部分が多いかな.

菅: 岡さんのプロジェクトでは,シンガポールの大学と共同研究してますよね?その経緯を教えてください.

岡: 共同研究は学部4年の年末に始まったんだけど,まずは色々な研究室を訪問して,協力していけるところを探しましたね.それがうまくいって,そのまま卒論になりました.今年もシンガポールの先生のところに行って,毎日コーディングしてかなり研究が進みました.

菅: コーディングの話が出ましたけど,岡さんはプログラミングは好きですか?

岡: 嫌いじゃないけど,日常的にはやらないかな.授業でやったことがほとんどだし.留学してた時は,今と違ってpythonを授業で扱ってたしね.あとはC++とか.

留学とまとめ

菅: 留学先での授業はどんなものを取ったんですか?

岡: 東北大学の講義に互換できるものを多く取ったと思う.レポートが多くて,ソースコードが評価される課題もあったし.とにかく1つの課題をこなすのに時間がかかって大変だった.でも,オフィスアワーとかが充実していて,そこで質問することで理解が進んだし,英語も鍛えられたかな.工学系の授業以外ではピアノの授業をとったりもしたよ.

菅: 留学してた先はイリノイ大だったそうですけど,学業以外の生活は大変でしたか?

岡: とにかく冬は寒かった.山形出身だし,寒さには慣れてたつもりだったんだけど,あの時は本当に外に出たくないと思ったよ.でも,アパートは東北大出身で向こうで勉強している人と一緒に住んでたし,ご飯も自分たちで作ってたから,生活はまあまだったかなあ.

菅: 今はまた山形から通っているんですよね?通学で研究生活が大変じゃないですか?

岡: そうだね,バスの往復で3~4時間かかるから.でも山形で生活した方が安いからそうしてる.普段は朝10時過ぎにラボについて,研究をしてるね.遅くても10時半の終バスに乗るから,それまでに帰るけど,M1のスケジュールはこれでもバイトできるくらいだと思うよ.バイトしてないけど.

菅: そうなんですか.やっぱり通学大変ですね.今日はもう終わりにしましょう.最後に岡さんから見て北村研究室の良いところと悪いところを教えてください.

岡: 悪いところは,そうだね,夜型の人が結構多いところかな.もっと朝できることがあるかなと思う.いいところは留学生が多いところ.様々な意見や情報を交わすことができるからね.刺激にもなるし.

菅: なるほど,確かに夜型多いですね.僕もそうですし(笑).インタビューへの協力ありがとうございました.

終わりに

M1(修士1年)の岡さんへのインタビューでした.留学をして実際に研究室選びで悩んでいる人や似た境遇の人には参考になるお話だったのではないでしょうか.直接話が聞いてみたいという希望をお持ちの学部生の方は研究室でお話を聞いてみるのもいいかもしれませんね.