A-Blocks
積み木は古くから知育玩具として知られており,積み木遊びには思考や心理状態が表出するとされ,幼児教育や遊戯療法,発達障害の診断などにも活発に利用されてきた. さらに,これらの積み木やブロックといった玩具をセンサやインタフェースとして心理療法などへ応用する試みも多くされている. その多くは,これまで専門家が主観的に判断していたアセスメントの自動化や客観化を目的としている. 我々も無線加速度センサを埋め込んだ積み木A-Blocks により,積み木遊びを加速度データから自動的かつ定量的に分析するシステムの検討を進めている. 我々はこれまで,A-Blocksを用いて遊び方と心理状態との相関に注目し,積み木の動き(加速度データ)から推定される遊び方と幼児のストレス値の関連を客観的に示す試みを行ってきた. また,積み木遊びを定量的に自動分析することができる実用的なシステムの構築を目指し,加速度データを利用した機械学習による遊びの動作識別について検討している.
Publications
International
- Toshiki Hosoi, Kazuki Takashima, Tomoaki Adachi, Yuichi Itoh, and Yoshifumi Kitamura,A-Blocks: Recognizing and Assessing Child Building Processes, SIGGRAPH ASIA 2014, Emerging Technologies, 2014, Dec. [PDF]
Domestic
- 石川 美笛, 高嶋 和毅, 中島 康祐, 北村 喜文:積み木遊び認識のためのスマートウォッチを活用した積み木型インターフェース
情報処理学会インタラクション論文集, pp.59-66, March. 2017.