Coupled-Clay: Physical-Virtual 3D Collaborative Interaction Environment
実空間と仮想空間を繋ぎ,3次元オブジェクトモデリングを遠隔地間でリアルタイムに双方向で共有することができる3次元協調インタラクションが可能な環境を試作し,Coupled-clayと名付けました.実空間では,利用者が粘土を用いて物理的に3Dオブジェクトを造形します.ここでは,粘土に3Dセンサ(IM3D)のマーカを埋め込むことにより造形中の粘土の形状が即時に計測され,遠隔地である仮想空間にリアルタイムで伝送されます.仮想空間では,伝送されてきた形状データを3Dオブジェクトとして運動視差を供する立体ディスプレイ上に表示し,複数人でその形状を共有・観察することもできます. 本研究による試作では,仮想空間上でそのオブジェクトの形,位置,サイズ,色やテキスチャなどを操作できるようにしています.ここでオブジェクトに加えられた変更や操作データは実空間へと返され,プロジェクタとロボットアームにより,視覚的かつ物理的に造形中の粘土にも反映させることができます.
Publications
International
- Kasim Ozacar, Takuma Hagiwara, Jiawei Huang, Kazuki Takashima, and Yoshifumi Kitamura:
Coupled-Clay: physical-virtual 3D collaborative interaction environment
Proceedings of IEEE Virtual Reality, pp. 255-256, March 2015.