環境センシングによる場・雰囲気の理解

環境センシングによる場や利用者の活動状況の理解

社会心理学の知見に基づき,センサによって計測できる非言語情報によって“場”を理解し,モデル化することを目指してます.対人コミュニケーションにおける人々の発話の時間や回数,手振りの加速度や回数,頭・視線の向き,対人距離などを計測し,それらの大量のデータからその”場”の活性度を計算機的に推定できる回帰式モデルを提案しています.
本研究では,コミュニケーションにおける言語・非言語情報すべてを取得できるように,様々なセンサを用いています.例えば,頭部の位置と方向を検出できる三次元位置センサ,主にジェスチャを取得するための加速度センサ,また,自然な形で会話場に存在するカップなどのデバイスに取り付けられたワイヤレスマイクなどを効果的に利用し,人々の言語・非言語情報を取得しています.