MovemenTable:自走式デジタルテーブルによる動的かつ柔軟な空間形成

テーブルは人々の活動の基盤となる道具として用いられてきました.最近では,テーブル面がディスプレイとして利用可能なインタラクティブデジタルテーブルの開発やそれを利用した研究が頻繁に行われています.しかしデジタルテーブルを含むテーブルの多くは,空間内に静的に配置されるため,動的に変化する人々の空間行動やそれに伴う活動に十分に対応することが出来ませんでした.そこで我々は,利用者の空間行動に応じて自律移動が可能な自走式デジタルテーブルを実装し,人々の活動をより快適かつ効率的にすることを目的とした研究を進めています.そのために,自走式デジタルテーブルが利用者へ及ぼす影響やアプリケーションについても検討を行っています.


利用者の空間行動に応じたテーブルの自律移動と情報提示によるインタラクションを提案しています.テーブルという基本的な作業面が物理的に移動することで,周囲の利用者の空間行動を誘発し,利用者らが柔軟に空間を活用することができます.


Publications

International

  • Takashima, Yusuke Asari, Hitomi Yokoyama, Ehud Sharlin, Yoshifumi Kitamura,MovemenTable: The Design of Moving Interactive Tabletops,
    Proceedings of Human-Computer Interaction – INTERACT 2015, pp. 296-314, September 2015. [PDF]

Domestic

  • 坂本 登, 高嶋 和毅, 横山 ひとみ, 北村 喜文, “人の空間行動に応じた自走式デジタルテーブルの移動とコンテンツ提示に関する検討”,
    ヒューマンインタフェースシンポジウム論文集, pp. 671-674, 2013.
  • 坂本 登, 高嶋 和毅, 横山 ひとみ, 北村喜文, “自走式デジタルテーブルを使った空間行動の誘導によるコミュニケーション支援に関する検討”,
     電子情報通信技術研究報告, HCS2012-76, pp. 137-142, 2012.
  • 坂本 登, 高嶋 和毅, 横山 ひとみ, 北村 喜文,”情報の割り込みが対人コミュニケーションに及ぼす影響に関する一検討”,
    ヒューマンインタフェースシンポジウム論文集, pp. 719-722, 2012.